18:_御雪 [2020年1月25日 22:48:59] ID:44ab1ce3
こちらの考えなど全く気にしない様子で妖精が
疑問を投げてきた。これだからこの妖精はダメなのよ。
「二つ名の話よ。ピエロと機械人形、人形は人形
でもオートマタ、つまり からくり人形のことでしょう?」
「だからサーカス、か…」
「そうよってあれ?フランは?」
クラウンピースの隣には、風に吹かれた木の葉が
落ちただけで、いつの間にか人形はいなくなっていた。
17:_御雪 [2020年1月25日 22:18:18] ID:44ab1ce3
**
「あら?今日は2人で来たの?」
誰か神社に来たなーと思って、外へ出てみたら
クラウンピースとフランだった。
「さすが『サーカス』仲がいいのね」
「チッ 外した…」
「…」
突然顔が曇った。何故か2人は不服そうな表情に。
もちろんフランの顔はなんとなく変わったような
気がする、と云う程度だが。
「…それはそうと、『サーカス』って何のことだよ?」
16:_御雪 [2020年1月25日 0:15:22] ID:2b88db7a
『邪魔だ帰れ』に5円、と賽銭を入れる動作をしつつ
あたいが言うと、フランは少し考えてから口を開いた。
「…『また来たのね』にクッキー1枚」
なぜクッキー…などと思っていたら、案外早くに着いた。
15:_御雪 [2020年1月24日 22:46:27] ID:bfe7f899
「引きこもりのくせにさ~ お前も神社か?」
「…うん」
とりあえず、一緒に向かうことになった。
…のは良かったのだが、あたい達の間には沈黙が
あるだけだ。感情がない仏頂面の人形と話すこと
なんてそうそう浮かばない。
歩きつつ、1つ思いついたので提案する。
「…なあ、1つ賭けしようぜ」
「…何の?」
「霊夢のやつが、今日1番何を言うか」
14:_御雪 [2020年1月24日 22:38:43] ID:bfe7f899
[サーカス]
あたいは神社に遊びに行こうと、のんびり歩いていた。
…と、後ろに何かの気配を感じた。その瞬間だった。
「…奇遇だね、クラウンピース」
「! …ああ、なんだよフランか」
聞き覚えのある声に、驚かすなよ、と振り返る。
機械人形の堕天使こと、フランドール・スカーレッ
トがそこにいた。微笑みかけている、のか? 表情
筋すら死滅していて全く分からない。
13:_御雪 [2020年1月12日 19:46:37] ID:49fd2891
あとがき[機械人形の堕天使]
落ちが思いつきませんでした。。
12:_御雪 [2020年1月12日 19:44:55] ID:49fd2891
「もう、終わったよ。今回のは、、」
何かあったら斬ってしまえばいい。
今は話を聞いてやろうじゃないの。
「しょうがないんだよ。僕はやり返しただけ。」
「じゃあ、斬る…」
「…安心してよ、僕は君に敵意はないからね」
言い終わってないのに、、
「…フランでいいよ。君は?」
「…博麗 霊夢」
「じゃあね、霊夢。」
堕天使は曇り陰る空へ消えていった。
11:_御雪 [2020年1月12日 16:37:24] ID:3e37a07e
…さっきまで、話していた人間が消えた。否、血で
描かれた模様、血の魔法陣の真ん中に小さな人形が
ぽとりと落ちる。あの人は人形になっていた。
「…今度は使えると良いけど」
ギュイイイイイイ
ただ鳴り響くチェーンソーの音。
ああ、なんだ。もう動けるじゃない。
「…おっと」
私の攻撃をひらりとかわす。
「もう、なおってる…」
「…アンタの目的は…?」
「…」
「答えて…!!」
10:_御雪 [2019年12月22日 22:53:08] ID:740ac884
「無駄だよ、動こうとしても。何故なら僕は君の
"殺戮衝動"を壊したからね。…でも、君って凄く
強いんだね。…それ、粉々にしようとしたのに
ヒビを入れるので精一杯だった。。」
そういう事か。あのピキッとなった音。私の感情
が壊れかけた音だったのか。コイツは"殺戮衝動"
と言った。私はコイツを殺そうとしてるから動け
ない、そう云う事の様だ。
ふと、コッチに背を向けた。堕天使が歩く。私は、
目を見張った。どうしよう。身体動け…!動け…!
動いて…!ヤバいあの人逃げきれてないッ!!
堕天使がその人に手を翳した。
その瞬間、あの人の関節から血が噴き出す。次々
と、次々と。溢れた血が地面に模様を描いていく。
「あ゙、あ゙あああ、あぁぁ゙ああ゙あ゙あ゙!!!」
ブシャアアァァァ ゴキュッ ガキギギキギ ボキッ ガキッ
血の噴き出す音。骨が折れる音。あの人の身体が
有り得ない方向へひん曲がって、小さく潰れてい
く。気味の悪い音と光景の中の断末魔が消えていった。
9:_御雪 [2019年12月22日 22:25:00] ID:740ac884
「…君って、強いんだね」
「…は?」
突然何を言い出すの。何なのホントに…!
その時、ゆっくりこっちに歩いてきた。
ヤバい、殺られるッ…!
「どうして 、動けないのかって訊いたよね」
近付いて来たコイツは私の胸に手を翳して口を開いた。
8:_御雪 [2019年12月22日 22:00:30] ID:740ac884
「…突然斬りかかって来るなんて、酷いなぁ」
堕天使の単調な声。きっと本気で酷いなんて思ってない。
「…そっれは!こっちの台詞よ!」
声は、出る。金縛りじゃない。ならどうして動かないのよ…!!
「こっちの、台詞…?」
「そうよ、どうして身体が動かないのよ!!」
7:_御雪 [2019年12月22日 21:45:02] ID:740ac884
突然、ピキッと何かが割れる様な、何かにヒビが
入る様な音がした。
私に凄く近い場所で。
否、私の中から。
「…!!?」
身体が、動かない。振り下ろしたはずのチェーン
ソーとそれを持っていた腕が途中で、堕天使を斬
る直前で、止まってしまった。
何よコレ!どう云う事…!?
思わず焦る。汗が頬を伝う。まるで金縛りにあっ
たようだ。腕だけでなく、足も動かない。腕が動
かないならせめて蹴り飛ばしてやろうとしたのに…!
6:_御雪 [2019年12月21日 21:54:27] ID:6794d4ab
「ああ、なんだ。戻ったの。」
突然声が聞こえた。奴だ…!何処にいる…!
「…?ねえ、どうしたの…?怖いの…?」
上だ!!奴はあの人の上にいる…!!
「あ、あ、あああ、ああ…」
「…君も、御人形さんにしてあげるから」
あの人は恐怖からかその場に座り込んでしまった。
でも、今だ…!奴は私に背を向けて降りてくる。
私は駆け出し、チェーンソーを振り上げて跳ぶ。
ギュイイィィィィィィン とチェーンソーの音が響く。
「…!?」
「もう遅い!!」
奴は気付いて振り向く。私はチェーンソーを振り下ろした。
5:_御雪 [2019年12月21日 20:48:21] ID:6794d4ab
境内でおおまかな作戦は伝えた。おおまかだが
仕方ない。急なのだ。
と云うかこんな奥深くで何をしていたの。
人気の欠けらも無いところじゃない。
見渡す限り、植物しかない。まあ、あの人に付
いて行くことしか出来ないのだが。
と、突然開けた場所に出た。あの人がキョロキョロ
と辺りを見渡している。
「…!あ、あれ…!」
あの人の足元は血で濡れていた。彼処か、仲間が
殺られたと云うのは。
4:_御雪 [2019年12月21日 20:25:36] ID:6794d4ab
ガサガサガサガサガサガサ…
草木を掻き分け森を進む。隠れつつあの人と一定
距離を保ち、且つこの大きなチェーンソーを持ち
歩くのは、思ったより骨が折れる。急に助けを
求められても困るのだ。お陰で良い方法など思い
付かなかった。
──────────────────────
「いいですか、私は堕天使の居場所も知らなけれ
ば姿を見た事もありません。貴方が出てきそう
なところに案内して下さい。私は後ろに隠れて
ますので。機会を伺い、斬ります。」
「あ、ああ頼む。先ずは仲間が殺られたとこに…」
3:_御雪 [2019年12月16日 23:01:27] ID:0f33d10c
悪魔…人形…?この人は私に何をして欲しいの?
「あいつは止められない、殺られる前に殺ってくれ、頼む」
誰を、と問う私に告げられたその名。
【機械人形の堕天使】フランドール・スカーレット
2:_御雪 [2019年12月16日 22:58:58] ID:0f33d10c
[機械人形の堕天使]
私は博麗神社の巫女、霊夢。今日は特にすることも
無いのでとりあえず鳥居の辺りを掃除でもしようか
と、外に出る。
「った、助けてくれ!!」
乱れた足音と呼吸。この人は私に助けを求める。
「一体どうしたんですか?随分と焦ってますが」
「っはー、はー、ころ、殺さ、れるっ!」
殺される__?誰にだろうか。落ち着いて、と声を
かけ、話に耳を傾ける。
「あいつは、悪魔だ…!みんなやられちまった…
あいつは人の心を持ってない…!あいつに人形
にされちまう…!」
1:_御雪 [2019年12月16日 22:06:09] ID:0f33d10c
_Attention_
・なんかいい感じのタイトルつけたけどそんなん
じゃないよ- ('ω'×)
・ここには僕以外コメントしないで下され
・シリアス、おふざけ、百合、グロ、エr…はわかん
ない、などなど
・本編じゃないからいろいろ違うかも
・文才?語彙力?( '-' ){ナニソレオイシイノ?
・誤字脱字あると思うけど こう、目を細めると
いい感じにぼやけて見えるんでそうして下さい。