落酒/多雑[戰奇國大]

政府の皆で格付けチェック

Ｑ高級な豚肉はどっち??
猫屋敷｢うん！どっちも旨いな!!!!｣
趣旨を理解せず食事を楽しむ男

西園寺｢これはBだな(即答)(正解)｣
流石お金持ちの男(禁句)

戌已｢取り敢えずBで!!!!｣
二分の一を外さない強運を持つ、勢いと勘の男

まあいいや(IQ2)黒尾が楽しそうなことしてるから私もやろ

お絵描きのほう投稿制限されちゃったのか…
難儀やな…今まで色んな企画参加してきたけど、迷惑やったんかなあ…
うーん

お互い愛情には恵まれてて、ちょっと可笑しくてでも自覚は無くて。異端者の2人はもっと違う世界線だったら一番の仲良しだったかもね
だからわりとラブソングが似合うのよね...えも...

この2人には概念世界とか哲学的な雰囲気が似合うよね...MAD HEAD LOVEも似合うなあ...

すずる「あんたはあたしが愛しい(嫌い)と言うけど それはあたしの何を指すのだろう。あたしをあたしたらしめるものが何なのか 教えてよ」

すずる「例えば」
すずる「顔が半分に 腕が二、三本に 目が五等分に ちぎれちゃって」

アイ「脳みそが隣人に 君が宇宙人に アレが人参に
変わっちゃっちゃったとしても 」
すずる「あんたは あたしだといえるの?」

アイ「おれの何が残っていればおれなのかな?」

すずる「寂しさの隣にあんた(髑髏鴉)がいて 悲しさの隣に己がいた。寂しさ悲しさ 手を繋いで あたしら二人を出会わせたんだ」

アイ「(上等)四人で並んで歩けばいい 手と手を繋いで歩けばいい。一人よりも二人よりもほら 賑やかで楽しいほうがいいでしょ」

アイ「this is your final
chance to have your dirty spermies out out out」

(君もさあ、心を明け渡して。
これが最後のチャンスだと思ってその汚い本心を全て吐き出してしまえよ。)

アイ「So I'm gonna sing this harmony cuz
I'm mystic don't wanna scammony」

(おれは神秘主義者でスカモニアはいらない、だからこそおれはこのハーモニーを歌うんだ。)

アイ「does anybody really wanna follow me? MacCartney leads `let it be'」

(だって、誰がおれのことを根掘り葉掘り知りたいと思う？ マッカートニーは「なるようになれ」という真理にたどり着いたよ？)

無自覚組はソクラティックラブ似合うと思うの

アイ「分かり合ってるふりはいいから 所詮おれらはアリスとテレス」

すずる「なのになんでどうしてなぜ今日も あんたはアルキメデス」

すずる「絡み合ってつっつきあうのにも 理由がないといけないのならば、その手放して 走って 裸足で 探し出して来たげるよ」

夢見ちゃんも知ってるのね(大草原抜け出せない)(あれここはどこ)(ぱちょまそ)
あかん…二人で歌ってるの想像したらツボ…

イルカのシェフ役が一番きびしいやつ…

ツッコミ(??)しかいない図書館/もうなんか色々ごめんね

猫屋敷「この本によるとこの世界の四足歩行の生き物は全部馬らしいぞ」

乍「馬のみ！？著者馬鹿なんですか？「馬鹿」という漢字の鹿が既に四足歩行ですしね？
こいつを論破ツッコミするためにバカの二文字だけで足りるなんてコスパ良すぎでは？業務用ツッコミやん??あと大体が全部かどっち？」

猫屋敷「ちょっとしたことなのにめっちゃツッコんでくるじゃん。
目線は本見ながらツッコミしてたから音読してるのかと思ったわ。読み聞かせされてる時の穏やかな気分でツッコミを聞くというありえない状況に立たされてたわ俺。座ってるけど」

アイ「うるさいって！ここ図書室だよ!!!!公共の場できみらが言葉のタイマン張るからこちとら言葉の警察官が来ましたよピーポーピーポーピーポーピーポー事件ですか事件ですか！??」
猫屋敷「お前が一番ヤバいキャラじゃん」
乍「全く…静かにしてくださいよ」

アイ「元凶乍ちゃんでしょ??！あと定期的にポエムツイートしてたのも霊感があると嘘ついてたのもノートの端っこに謎に右目だけ描いてたのも全部乍ちゃんでしょ！」
乍「急に黒歴史掴んでくる！割と鷲掴みで！女性にありがちなタイプのやつ！」

猫屋敷「まあ将来の夢を掴みたいがためにこの本を読んでるんだけど」
アイ「オチでツカミの話しないの」

696くんと乍くんで決めゼリフ
#色々ごめんなさい


696:ﾌﾝﾌﾝﾌﾌﾌﾝﾌﾝﾌﾝﾌﾌﾌﾝﾌﾌﾌﾌﾌﾌ
乍:((こいつ鼻歌が8.6秒バズーカー？！))
696:またつまらぬものを斬ってしまったｧ…
乍:((決めゼリフかっこい！侍風の決めゼリフやん俺も決めゼリフ言いたい！))

乍:つまるつまらないの話ではない！つまりは希望を胸に詰めることだ……
696:((決めゼリフﾀﾞｻｯｯ！訳分からんしﾀﾞｻｯｯ！！結局詰まってるし))

696:料理はここからが本番だ
乍:((決めゼリフかっこい！今までのは練習だった??!
聞いてないのにかっこいいセリフ連発してくるｩ！そこにしびれる憧れるｩｩ！！！！))

乍:美味い料理と幸せは作るのがめっっちゃっくちゃ難しいってね
696:((決めゼリフﾀﾞｻｯｯ！普通の事をかっこよく言おうとしてるやん))


696:((((ギャルのポエムやん!!!!!???))))


これ言わせたかっただけ

(非)人間組でお泊まり会
諸々捏造/乍くん敬語外れてる

アイ「ねえねえ、寝れないならしりとりしない？」
乍「いやだ」
アイ「だ、だ...ダンゴムシ博士！」

乍((ダンゴムシ博士！？ピンポイントの博士！？生業にしちゃうほどのダンゴムシ愛！？))

乍「せ、せ...セラミック男爵...」

アイ((セラミック男爵！？無機物を加熱処理し焼き固めた焼結体！？.....の男爵！？))

アイ「く、く....くも膜下止血」

乍((くも膜下止血！？くも膜下出血をすでに止血している状態！？))



このずっとテンションで徹夜しりとりしてたら可愛い

みんなわりと知ってるみたいで草....
アニメだけじゃなく実写版も見てね.....(((強靭な心臓が必要)))スタンプも買ってね、でも送る相手は真剣に選んでね！！！！！！！TPO!!!!!

お気づきだろうか....二人ずっとカルフォルニアって言ってんだぜ.....どこだカルフォルニア.....

恐怖やわ

アイシマらぢお/下品、キャラ崩壊注意

「あいあいです。」「猫屋敷シマです。」

アイ:さあ始まりました！
猫屋敷:10分ぴったりで終わってやるというラジオということでですね。
アイ:はいはいちなみに雰囲気でわかってると思いますが我々は今カルフォルニアにいます！
猫屋敷:いるね。カルフォルニアの広めの室内にいるね。
アイ:音がこう反響してるもんね！！
猫屋敷:うん。どこを見渡してもカルフォルニアだもんね。
アイ:あと余談なんだけど喉ち○こにパンツ履かせてるからね。
二人:(((へへへっへへっへへっへへはははっははっははっはは)))

猫屋敷:履かせてるね。
アイ:うん。
猫屋敷:あと喉仏に手を合わせてるね。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。
アイ:なんかこう南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏って二回言うより南無阿弥ダブルって言った方がよくない？

猫屋敷:たしかに。

これの元ネタ、初めまして松尾ですさんのアニメなんですよ....しってるひと同士ですねﾍｴｯﾍｴｯﾍｴｯ(乾いた笑い)
しらないひとは調べてみてねﾍｴｯﾍｴｯﾍｴｯ....

アイ:そのおじいちゃんうちのおじいちゃんだったわ






アイ:寝落ちしたん？
猫屋敷:何そのエピソード薄っ！
猫屋敷:健康志向の主婦の料理ぐらい薄いわ！
西園寺:人目のつくとこでしばいたろか！

アイ:[「舞台上ではボコらんでくれ」のスタンプ]

アイ:このスタンプ使い道あったわ
猫屋敷:お前も買ってるやん

アイ:ちょ、ちょ、聞いて、面白い話があるんだけど
西園寺:ハードル上げすぎたけどちゃんと飛べるか？
猫屋敷:なになに？ｯｯﾝｷﾞ！
西園寺:ｯｯﾝｷﾞ！が気になるって。ぬぬん。
猫屋敷:ぬぬんが気になるって。

アイ:ちょ、ちょ！
アイ:へそ
アイ:聞いてって！
猫屋敷:へそが気になるんよ
アイ:今日川で溺れてるおじいちゃん助けたんだけど
猫屋敷:割と一大事で草。
猫屋敷:大草原抜け出せない！
猫屋敷:あれ？ここはどこ？
猫屋敷:目印がない！

西園寺:へそって何？

西園寺:これこの間の写真[猫屋敷が寝ているアイの顔にケチャップ垂らしている画像]

猫屋敷:えっ何これ？ちょ、ﾁｮｲﾁｮｯダメだって！
アイ:ただいまー、安産だったよー
アイ:何だこの写真は！理解が追いつけへんのよ！100メートル走9秒72で理解が走ってるから！俺の脳みそは運動音痴なのだから

西園寺:思考の弱点を運動の水準でたとえた奴多分お前だけだぞ
猫屋敷:あーﾊ寝ましたー
猫屋敷:今寝ました
猫屋敷:ぐっすり寝ましたー
アイ:嘘つけ！
猫屋敷:[「舞台上ではボコらんでくれ」のスタンプ]
アイ:何そのスタンプ誰が買うん

西園寺:俺は寝た。
猫屋敷:いや起きてるやん。俺も寝たら言うわ。
アイ:まぁみんな落ち着こうぜ取り敢えずうんこ産んでくるから

猫屋敷:産む言うなよ
猫屋敷:2人っきりとか会話続かんて、気まずいって
西園寺:ごめん聞き取れんかった
猫屋敷:ラインで聞き逃すって何？その場合は耳が悪いの？目が悪いの？

上等3人でLINEの会話が盛り上がって抜け出せない
#キャラ崩壊注意、現代パロ

アイ　「眠いｨ...三大欲求の一つぅ！性欲、睡眠欲、忍耐力ぅ！欲と忍耐は相反する存在だよ！今日の一人ボケ終わり！！寝よう！
そうだあいつらにLINEしよう！」

アイ:ねた？
猫屋敷:いや？漠然とくる寂しさに枕濡らしてた。こんなに泣いても潤されるのはドライアイだけであって心は乾いたまんまなんだよ。

アイ:寂しさとユーモアを兼ね備えたメンヘラポエマーやん。夜型の。

ちなみにアイの可愛いの頂点に居るのがシマくんです
シマ||越えられない壁||>>>>部下/動物等

好きな⭕⭕教えて

アイ｢可愛いもの!!!!｣
レオウ｢読書がすきっす｣
リツキ｢強い奴…とガルダ(舌打)｣
カシワ｢きもちいいこと♡｣
密｢イトくん(にっこり)｣

単純

うちの子集合させたら
アイ(断トツでやばい)
レオウ(人間的にやばい)
リツキ(口の悪さがやばい)
カシワ(貞操観念がやばい)
密センセ(無害)こんなかんじ…

圧倒的にやばい
完全に密センセが保護者

十二支×大國奇戰のクロスオーバーも楽しそう…
十二支女子組と大戰女子組は初見ばちばちするけど、結果和気藹々としてそうだな…
乍くんは畴視くんにこきつかわれてそうだし、シマくんは馬者丸くんあたりと気が合いそう…

アイはアイなりにニンゲンっぽくなれるように頑張ってるんだけどね。
如何せんその辺の虫とってぺろって食べちゃったり、人目につくところで異常に発達してしまった身体能力を(仕事柄)発揮しちゃうからどうも上手くいかない
そもそもニンゲンらしくしようって思い始めたのはシマくんと付き合い初めてから。
彼が周りから、己と付き合ってるという理由で忌み嫌われるのが嫌だったから

最後の僕に〜からは歌詞はカシワにも使えるんだよなあ...
君は大体シマくんのことなんだけどときどきどうでもいいもぶを指してる

(割愛)

僕に羽根が生えたところで
少し経てば飛ぶのも飽きて
そのうち寝るのに邪魔になって
君を呼んでもいでもらうの　　ははは

rich enough to hide my real intensity
(君たちの犠牲のお陰で、おれは激情を隠せるようになったよ。幸せになれたんだ、ほら)

Candy candy hop he goes Slovenia,
(あの子らがスロベニアに行こうが)
Slovakia whatever, however Amen
(スロバキアに行こうが、どちらにせよ終わりさ「アーメン」)
Now sing for just a moment
(ちょっとの間歌ってあげるよ)

Once, I said
(前におれ話したよね)

If you really want to have a part of me
(君がもしほんとうにおれの身体の一部を所有したいならば)
You better find yourself another piece of harmony
(もっときみに合ったニンゲンを探したらどう？)
All my garbage friends now thank you for your expense I'm pretty
(おれのクズな友人たち、とっても感謝してるよ)

あらま困ったもんだこりゃまぁ
頭こんがらがったまんま
こんなとこまで来ちゃったもんだから
アッパラパーのまんまだわ

こうなったらテンパったまんまながら
なだらかなる遥かな彼方 向かわな
行かんとは想うんだがな
まぁ如何せん どうせぇ言うですか?

Think of other possibilities I rather hang me up on psycho linden trees
(他の可能性でも考えてみる？精神病者の菩提樹で首でも吊ってみる？)
And if you find my body, wait and see, because you'll meet a creep so deep inside of me
(もし君がそこでおれの身体を見つけたら、おれの心の深いところですんごく嫌な奴と出会えるだろうからさ)

Today's the day but honey by the way
(今日がその日だよ。でもねえ、君。ところでさ、)
What are you going to do my boods is it okay ?
(おれになにしようとした⁇ねえそれって言い訳？)

Oops, now everybody came say hey (hey)
(おっと皆「やあ」って言い始めた)
Upside down I kind of find my way (way)
(言わばおれは自分の人生が逆さまだって判っちゃったんだ)

Now everybody come to the dance floor
(さあ皆舞踏会場に集まって)
I dont need a pistol give me the mic and then a
pencil
(おれにピストルは要らないよ、マイクと鉛筆さえあればいい)

Bristleis my lifetime momentous
(喧嘩腰、それがおれの人生の象徴)
Ohyes I'm doing pretty well these days
(まあそうだね。最近はおれも良い子に振る舞ってるよ)

But Ill be there when youre scared eating pills ineverday
(ああでも君が薬を飲むのがこわいときは一緒にいてあげる)
If you die so am I lets go heaven and say hi
(それでもし君がしんじゃってもおれが天国に行って挨拶してあげるよ)

基本的にアイのイメソンはRADWIMPSさんのイメージなんだよなあ...つか下のRAD誤字ってて草(おい)
オーダーメイドは概念的なんだけど実際アイ本人っぽいのはハイパーベンチレイションなんだよ

俺の声は届かず、｢後でオミマイ持ってくるからいい子にしてるんだよ｣って頭を撫でた後愛さんは驚異の身体能力で廊下を駆けていった。いや、オミマイって…あんた絶対その辺の虫取ってくるだろ…

そんなことよりねねちゃんが危ない!!!!
どうしよう、愛さんと一緒にいる内に｢私昆虫食にはまっちゃった｣とか言いかねないぞ…
昆虫を食べていたとしてもきっとねねちゃんは世界一可愛いだろうけど絶対にいやだ!!!!

ともかく俺一人では愛さんを止められないので、気に食わないが救世主に助けを求めに行った。

しかし待てよ。愛さんは猫屋敷さんと付き合ってるんだろ??じゃああの人も浮気してるじゃん…

浮気じゃん!!!!
そうだよ!!!!なに??ダブル不倫??エｯ怖??!!!!
こんなドロドロした物語には芥川先生もびっくりだわ!!!!

｢ネネちゃんここにも居なかったし、おれもう行くね。時間におくれちゃう｣

｢エッもう行っちゃうんですか!!!!??｣

ちょっと恋人の逢瀬みたいな言い方になっちゃったじゃん、俺気持ちわる!!!!
案の定愛さんも引いてるし！違います何も始まりません!!!!開けないで禁断の扉!!!!

｢乍ちゃん…今日はゆっくり寝な｣

気い遣わせちゃった!!!!そんな哀れな微笑み止めてください!!!!ちがうおかしいのはあんただろ!!!!

知りたくなかった。
同性??猫屋敷さんそういう趣味だったの??
えー!!!!??すごい今複雑…風呂場の管に詰まった髪の毛みたいな気分…
次からどんな顔して会えばいいんだ…くっそ…この人とんでもない爆弾落として来やがって…お陰でちょっと心が荒んだよ!!!!

｢大丈夫??今日の乍ちゃん変だよ…あ。いっつも変か｣

｢あんたに言われたかないです!!!!｣

｢わは、ぎゃんぎゃん鳴いて、俺に食われる前の蝉みたいでかわいいね｣

｢ちょっと黙っててください…｣



もうこの上司やだ…

落ち着こう。たまに夢なんじゃないかって思うけど俺とねねちゃんは付き合ってる。
その、恋愛的に。ひゃー…自分で言うとやっぱ照れるな…へへ……じゃなくて!!!!デエトだよな??デエトっていうのはそういう交際をしている人達に使う俗語だろ??
まさかねねちゃんこの非人間と浮気…??え、俺遊びだったの??小悪魔なねねちゃんかあわいいなあ??！(錯乱)
これは…確認しなきゃ…((使命感))

｢愛さんは誰か恋仲がいらっしゃいますか??｣

｢え、どしたの急に｣

そんなあからさまに引かなくたっていいじゃないですか!!!!確かに食い気味に言った俺もちょっとキモかったかもしれませんけど!!!!??そんな冷たい目で見られたの初めてですよ!!!!？


｢いいから!!!!教えてください!!!!｣
とにかく真相が気になりすぎて、引き気味の上司の肩を折れそうな勢いで揺さぶると、林檎が木から落ちるようにぼとっと答えは降ってきた。
よし、デエトはともかくこっちの真実を……！




｢…？シマと付き合ってるよ｣


知らんくていい情報を得てしまった。

[デエト]

ぽかぽかとした四月下旬。俺は緊急召集もなく、のんべんだらりと寮室に寝転がっていた。
今日もどうか命が無事でありますように…なんて願ってみる。それをフラグというのだということは知る由もない。
そう、俺、迷道乍の平穏はひとつのノックとある一言でがらがらと音をたてて崩れていった。

▼

｢えっ！??は??何て言いました??｣
｢ネネちゃんいますか？って｣

｢いや違うその後…｣

｢デエト行くんだけど？ってとこ？｣

一瞬、目の前の上司がなんて言ったかわからなかった。え??デエト??ネネちゃんってあの??可愛くてふわふわしてて天使みたいなあの??
目の前には俺の寮室に問答無用で入ってきた非人間上司が立っている

｢あの、つかぬことをお伺いしますがデエトの意味は…｣

｢？男女の蜜月な行楽でしょ｣

誰だ!!!!この人にこんなこと教えたのは!!!!
出てこい!!!!その顔面蜂の巣にして全裸で物干し竿に吊るしてやる!!!!

意味不明??名前終始間違えてごめんねスティーブンくん…

｢これきみのだろ｣

そう。これはどうみてもスチュワーデスの煮干しだった。だってシマはいつもこの唐草模様の包みから煮干しを取り出している

｢なん｣

満足げな毛玉の意図は全く以てわからん。
でも自分の好物を与えるくらいには気に入って貰えたのかなとも思った。

それからふたりで煮干し祭りをした。
煮干しはちょっとしょっぱくて、ほんのり甘くて、悪くないなって思った。

そのあと眠ってしまってシマと西園寺ちゃんに叩き起こされ、お説教を食らうのはまた別のはなし。

｢なう｣

｢お。お帰りスチュワーデス｣

そんなに時間は掛からなかったみたいだ。おれが外交官の気分でふんぞり返っている間にスチュワーデスはのそのそ帰ってきた。そしてその口元には

｢ありゃ??約束の百足はどうしたんだいスチュワーデス君｣

包みが収まっていた。
まだ外交官気分でそう尋ねてみたが、スチュワーデスはどうやら乗り気じゃないみたいだ。
その包みを強引に押し付けては開けろとせっついてくる
｢わかったよ、開けたらいいんでしょ…｣

押されるがままに包みを開くと



｢煮干しだ｣

｢にい｣


毛玉は満足げに笑っていた

腹が減ってはなんとやら。
俺はその辺の百足やら蚯蚓やらを食べるからいいけど、スチュワーデスはそうはいくまい。
シマはいつもなに食べさせてたっけ、なんだっけええと…

｢なああう｣

ふと、興奮ぎみな声聞こえて振り返ると、煮干しの入った包みを放られた。成る程開けろって？

｢スチュワーデス、取引しよう。きみが百足を３匹捕まえてきてくれたらこの包みを開けてあげるよ、どうだい？｣

毛玉の不遜な表情は崩れない。けれどおれの言葉の意味が伝わったのか、ぺし。とおれの掌ににゃんこ拳を繰り出した。交渉成立だ。
途端、スチュワーデスは駆け出した。
おれはまるで海外交渉をしているような気分で、ふふんと縁側に再度腰掛けた。

｢スチュワーデス、近況のシマはどう??げんき??ちゃんとゴハン食べてる??｣

｢なうん｣

あれから結局、彼の名前を思い出すことが出来なくて以降スチュワーデスと呼んでいる。如何せん毛玉は不満げだが。

縁側に寄り付かない毛玉に近付くため庭先に裸足で出ては、目線を合わせるためにうつ伏せで寝転んだ。制服が汚れるのなんてお構いなしだ。西園寺ちゃんになら後から怒られればいい。
そうやって会話を交わしていくうちに段々と腹が減ってきた。

｢スチュワーデス、お腹空いてない??｣

｢なあん｣

毛玉がのそ、と動く。
Yesって聞こえたのは気のせいかな

きいろのぐりん、とした大きな目に、煤を頭から被ったみたいに真っ黒な毛。ふさふさしっぽ。
じっとこっちを見詰めてくる毛玉の視線を己はよく覚えいる。

｢きみ、シマんとこの子でしょ。確か名前はス、…す、スチュワーデス??｣

｢なう｣

じ、と猫の眉間にシワが寄ったような気がした。
毛玉は西洋人みたいに滑らかな発音で｢no ｣と答える。意味は分かる、違うって言いたいんだな
しっかしたまげた、シマってば退屈のあまりに愛猫に西洋の言葉を刷り込むとは


｢きみ西洋の言葉が分かるのか??｣

｢なう｣


また返事はno。あれ、やっぱり検討外れ??

退屈な日々。ゼンゲンテッカイをしておこう。
今日は最高にご機嫌な日だ。

だば、と縁側に仰向けで寝転がった己の素足に何かふわりとした、なんだっけあの…子種を綿毛で飛ばす美味しくなかった花…忘れちゃったけどその花で擽られているような感覚があった。
それから、ちりん、と鈴の音。そして極めつけ、

｢なあん｣

｢!!!!にゃんこだ｣

そこには澄ました顔のにゃんこが一匹佇んでいた。