コメント数: 9, 小説 ID: n469
堕天使と殺人鬼(創作)/お狐コンコン

堕天使と殺人鬼(創作)/お狐コンコン

(2021年1月25日 19:41:34) [ID: cf9c570d]
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9:お狐 コンコン [2021年1月27日 14:44:27] ID:56216b01
堕天使と殺人鬼の暮らしが1ヶ月程過ぎたころ。堕天使は従順に殺人鬼の殺害の手伝いをし、殺人鬼の家の管理も全て行っていた。殺人鬼にとってマイナスなこと不利なことなど一切なかった。それが逆に殺人鬼にとっては不思議で堪らなかった。「…紅黒…お前こんなことしてなんになる…??」「えっ???」キョトンとした顔で訪ねてくる。白々しい。「紅黒にとってプラスのことなんてねぇだろ…??…なんか企んでるのかぁ…??」人を信じたことのない殺人鬼は疑心暗鬼になっていた。「えぇ~っ?!?!?!?!そう思われてたのっ?!?!」「…正直な。」そうだったのかぁ~…と唸っている。堕天使は少し戸惑いながら話し始めた。「うぅ~ん…僕にとってプラスのこと、ないことはないよ??だって髪の毛触れるしっ!!!!僕家のことするの好きだよ??」なるほど…そんなものなのか。「…まぁ良い。いつもありがとう。」素直にそう思った。殺人も家のことも手伝ってくれるのは正直本当にありがたい。「…!!!!うんっ…!!!!」堕天使は嬉しかった。自分の好きになった人の側にいれて、仕事も手伝えて、家のことも自分が管理できて。髪の毛も触れて。ありがとうって言われて泣きそうになった。本当にこの人はこういうとこが魅力的なのに。
8:お狐 コンコン [2021年1月27日 13:36:54] ID:56216b01
よし…描くか…!!!!
拙い文章ですが見て頂けると幸いです!!!
7:お狐 コンコン [2021年1月25日 21:16:59] ID:cf9c570d
小説書くのって大変ですね…(うぅ、)
誤字脱字などあるかもしれませんがご勘弁を…笑
よろしければ感想下さい!!頑張って書いたので…!!
読んでいただいただけでも僕は嬉し過ぎて飛びはねますけどねっ…!!
6:お狐 コンコン [2021年1月25日 21:14:58] ID:cf9c570d
紅黒という名をもらった堕天使は嬉しそうに笑う。そして殺人鬼に問いかけた。「なんで紅黒って名前にしたの~??」単純に気になった。初めてあった人間に名を与えたのだから。理由なんてないかも知れないが、気になって聞いてみたのだ。「…あぁー…髪が血みたいに紅くて~…あとは全体的に黒かったからだよ。…なんだぁ??不満かぁ??」殺人鬼はソファーに腰掛け、紅黒の顔を伺う。「うぅん…!!すっごく気に入ったっ!!」堕天使は本当に嬉しかった。自分に名前なんて存在しなかった。言われてもハチ、もしくはエイト。数字だった。数字に意味なんてない。でも、殺人鬼は意味のある名をくれた。堕天使は嬉しくってしょうがなかった。「…紅黒…なにニヤニヤしてんだぁ??気持ちわりぃ…」「なっ!!すいませんねーっ!!」紅黒はこれからの生活がとても楽しみになると期待してた。呆気なく終わってしまう一年を。自分が殺されると知らずに。
5:お狐 コンコン [2021年1月25日 21:05:18] ID:cf9c570d
しばらく考え込んだ後、男は堕天使に問う。
「…お前の名前を教えろ。」堕天使は吃驚する。自分で言うのもあれだが、明らかに怪しい自分に名を聞く…とりあえず教えることにする。「僕達天界に勤めてるもの、勤めてたものに名前なんてないんだ~。使い捨てみたいなもんだからね~。働けなくなったら即消滅。それが天界のルールなんだよ~っ!!あと、強いて言えば~…ハチとかエイトって呼ばれてたかなぁ??僕のナンバーが8だったからねっ!!」堕天使はご丁寧にわざわざ天界のルールまで話してくれた。使い捨て…意外と過酷な世界に驚愕する。「…んじゃあお前の名前はこれから紅黒(あこ)だ。分かったか??」「なっ、なんで僕なんかに名前を…?!」吃驚する堕天使に、男は落ち着いた声で言う。「ビジネスパートナーとしてお前の能力は役に立つと思ってな。俺の仕事はご存じの通り“殺害”だ。もっと多くの偽善者共を殺してやりてぇ。だから不法侵入及びストーカー行為をしたお前を利用することにした。」男は釈然とした態度で堕天使に言う。「ストッッ…!!」しかし透明化して相手の行動を見ていたといえば、否定は出来ないし、むしろ変態行為にちかい。「…分かった。その変わり、ビジネスパートナーになるについて、条件があるっ!!」…こんな状況で条件??無条件で受け入れるはずだと思ってた男は少し驚いた。「…試しに言ってみろ。内容によっては却下する。」堕天使は嬉しそうに目を見開きながらこういった。「僕に、“殺人鬼さん”の身の回りのお手伝いをさせてっ!!あと、髪の毛も触らしてっ!!それだけだよっ!!」…まぁ髪程度ならいいだろう。俺にとってマイナスなことなどない。呑んでやるか。「…分かった。交渉成立だな。」男は堕天使の紅黒と握手をした。
4:お狐 コンコン [2021年1月25日 20:43:35] ID:cf9c570d
「…んなことはどうでもいいか…んで?なんで急に現れたんだぁ??堕天使さんよぉ…??」ナイフをつきつけ、その堕天使に問う。「えっと…髪を切ろうとしてたから…??」「…はぁ??」「だってだって!!そんな綺麗な髪を切ろうとしてたから!!それにそれにっその髪の毛を結んでみたかったし…もったいないっておもったのっ!!」…コイツはなんなんだ?髪を切りそうだったから現れた??阿呆かなにかか?「僕ね…君のこと、ずっと見てたんだよ?気持ち悪いかもしれないけど…君の良いとこもっ沢山見っけたんだよっ!!」俺に良いとこ…??ずっと見てた…??どうやって見てたんだ。そういやさっき、透明化がどうだとか言ってたな…それで俺を監視してたのか…??「…とりあえず、てめぇは俺を殺しに来た訳じゃないんだな??」「うんっ!!君のことなんて○す気ないよ~っ!!」ニコッと曇りのない笑顔を向けられる。…変な奴。
3:お狐 コンコン [2021年1月25日 20:32:13] ID:cf9c570d
ある街に殺人鬼がいるという噂があった。男の名前は存在しない。何故なら両親に産まれてすぐに捨てられたからだ。皆は男のことを「人殺し」「化け物」「怪物」「悪魔」と呼ぶ。男の持っている服も仮面も靴もナイフも拳銃も家も全部殺して奪ったものだ。「…いい加減この髪も鬱陶しぃくなってきたなぁ…切るか…。」自分の髪にナイフを当てたその時、「ダメーッッ!!切らないでーッッ!!」「ッッ?!?!」明らかに自分の声ではない女の声がした。いつの間に家に侵入した…??いや、足音も何もしなかった。俺を狙う暗殺者…いや、俺は顔を隠して殺してるし、依頼を受けたってどうせ殺せやしない。では誰が??素早く振り替えると、そこには紅く血の色のような髪の色に、漆黒の翼、黒い天使の輪、グルグル目、決定的なのは太股の下から足がないことだ。人ではないなにかだ。「…てめぇ、誰だ?」「はぇっ?!?!僕透明化解いちゃってたの?!?!どうしよ…どうしよ!!」酷く慌てる人ではないそいつは、こちらの様子を見ながらうぅ~ん…と唸っている。「おい…てめぇ天使かなんかだろ??そんな奴がなにしにきた…??」「えっ、えっとぉ…実はぁ~…」モジモジしながら此方を伺っている天使。「…はっきり言えよ。俺をお迎えにきたのかぁ??あぁん??」「い、いやっ!!そんなんじゃないよっ!!それに僕、堕天使だし…」「…堕天使??」聞いたことはあったものの、肉眼では初めてみた。
2:お狐 コンコン [2021年1月25日 19:52:28] ID:cf9c570d
ーとある宗教戦争、教会戦争が起こる時代のある日。堕天使は殺人鬼に恋をした。殺人鬼は堕天使に恋をした。呆気なく終わった二人の恋は、淡くて辛い拙い物語だった。
1:お狐 コンコン [2021年1月25日 19:44:34] ID:cf9c570d
これは僕の創作のお話です。
見て下さった方は感想など頂けると
とても嬉しいです。それでは本編へ。

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