コメント数: 6, 小説 ID: n115
「痛み」宝石の国((:燐宛

「痛み」宝石の国((:燐宛

(2018年12月4日 17:24:16) [ID: 7f9fd503]
名前
コメント
6:燐宛 [2018年12月4日 20:34:18] ID:7f9fd503
「あ…っ」
皆所々欠けていた。
僕が傷付けた?
僕が壊そうとした?
怖い。
苦しい。
…痛い。
今すぐ僕は粉々になればいいのに。
僕と皆が崩れ始めた。
きっとこれは幻覚だろう。

アンターク、君は僕の光だった。

5:燐宛 [2018年12月4日 17:54:20] ID:7f9fd503
「…フォス…」
皆の声が聴こえた。
「…み、んな…何?」
ルチルが暗い顔をする。
「フォス、あなた、自分が何をしたか覚えてないんですか?」
…?
ルチル、何を言ってるんだ?
「え?さっぱり思い出せない。僕、何かしたの?」
「はぁ…ボルツ。この子に説明を」
…? 何でボルツ?
「お前、部屋で自分を割ろうとしていたろ?変な音が聴こえていたからお前の部屋に行ったんだ。勿論止めようとしたが、僕が欠けてしまった」
…?
4:燐宛 [2018年12月4日 17:45:54] ID:7f9fd503
ああ、もう。
案の定、合金でてきた。
「アンターク、君は…」
ふと、口にしていた。
次の瞬間聴こえた。
「フォス」
思わず振り向く。
綺麗に光り輝く君は、何故此処に居て、何故笑っている?
何故触れられる…?
…?…
3:燐宛 [2018年12月4日 17:40:40] ID:7f9fd503
…痛い。
僕らには痛覚は無いが、心がある。
皆と話しているときに合金が出たら、心配させてしまう。
切り替え切り替え。
…痛い。
背後でアンタークが崩れ出す。
幻覚だ。
少し昔は、欠片を拾おうとしていた…が、幻覚だ、触れられない。
幻覚…幻覚なのに、何故こんなに、
痛いんだ。
何故こんなに、
綺麗なんだ。
2:燐宛 [2018年12月4日 17:32:39] ID:7f9fd503
今の僕は、君を救えなかった苦しみと、あの時の弱かった僕にイライラする。
そのせいか、時々僕は幻覚を見る。
君が割れる、崩れ落ちる、
何度目だろうか、流石にもう慣れた…と言いたい。
ああ、今日もか。
ツゥ…と流れ出す合金を拭い、皆のところへ向かう。
1:燐宛 [2018年12月4日 17:26:11] ID:7f9fd503
(アンタークちんとフォスの暗い小説です。想像ありかも(()

小説の削除

削除キー