コメント数: 3, 小説 ID: n141
お願いだから *アルファ

お願いだから *アルファ

(19/02/10 16:09:31) [ID: 37e5c1ac]
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3:アルファ [19/02/10 16:32:50] ID:37e5c1ac
「····いっ·····たぁ····」
地面に衝突した痛みで私は我に帰る。最近はいつもそうだ。演じていたつもりが気づけば
私のもうひとつの人格になっている。それはそれで別に良い。
問題は其処では無い。
「·····妹、かぁ····」
お姉様は·····メリアは、まだ私を妹として見ている。だからだろう。私と一戦交える事は
あっても私を殺そうとはしない。寧ろこのように蔦を生やし、私を遠くに飛ばす。しかも
死なない程度に。それじゃ駄目だ。敵として殺り合わなければ。いつか本当に彼女は
私以外に殺されてしまう。嫌だ。私だって、本当はこんなことがしたかった訳じゃ無い。
ただ、二人で幸せになりたかっただけー·····
「ー····」
····違う。
お姉様一人に問題がある訳じゃ無い。
私だって無意識に手加減してしまっている。
彼女を殺さないようにー·····
「···結局、私だってそうじゃない。」
乾いた笑いが響く。そうだ。私だって、まだ彼女を殺せないでいる。
ならせめて、彼女にだけは嫌われていないと。
もう私は戻れないと。私は狂ってしまったのだと。もう、妹なんて呼べないくらいに嫌われなくちゃ。
嗚呼、私のメリア。どうか、どうかお願いだから

「····私を、信じないで·····」
涙が頬を伝う。見上げた空は美しい夕焼けだった。
2:アルファ [19/02/10 16:20:06] ID:37e5c1ac
「ビリアはアタシが守ったげる。だからもう泣かないで?」
遠い遠い記憶。まだ貴女が傍にいた時の美しい記憶。

「もう一緒に居られないかもしれない」
あの日、貴女はそう告げた。笑っている口元は何処か悲しげで。
本当は解っていた。いつか貴女が離れて行って仕舞う事。
だからせめて
優しい貴女が私の元から離れられるように。
私は『狂った妹』を演じる事にしたんだ。
優しくても貴女は人間。自分の命が大事に決まってる。だから私は彼女に異常な愛情を
示す事で私を嫌うように仕向けた。
意外にも作戦は上手くいった。私のミスで彼女に傷をつけて仕舞ったけど。彼女は私の元から離れて行った。
でも自分以外の誰かがお姉様を○す事はどうしても嫌だった。だから私は組織に入り、
お姉様を○す為だけに強くなって、お姉様を求めて『追う者』としての殺戮を続けた。
1:アルファ [19/02/10 16:11:07] ID:37e5c1ac
注意
もうわかるよね。
企画の子のお話。
今回はヤンデレなお花ちゃんです。
始まります。

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