3:ねむ◆zlA94GGyEc [2019年2月14日 22:33:32] ID:c9210c36
僕だって、もう14歳だ。
あの頃みたいに、もう小さくもないし、
自分の事は自分でできるようになった。
いつまでも、子供扱いしないでほしい。
……こうやって歩いていると、小さい頃を思い出す。
ばあちゃんが心配してくれるのは嬉しいけど、
もう、過去には、過去の事は…。
「……はぁ、駄目だよな。」
シャキッとしないと、シャキッと。
そう思い、頬を叩くと、またゆっくりと歩き出した。
2:ねむ◆zlA94GGyEc [2019年2月13日 3:15:49] ID:8b566eb4
『日が暮れる前には、必ず帰ってきなさい。
でないと、夜の化け物に喰われてしまう。』
僕が小さい時からずっとおばあちゃんに
言い聞かせられている言葉だった。
……それは、今だって変わらない。
「ちょっと出掛けてくるよ。」
「俊、ちょっと待ちなさい。
外に出るのは、ちゃんと何処に行くのか
伝えてからです。
それから、日が暮れる前には必ず___」
「分かってるよ、ばあちゃん。
日が暮れる前には必ず帰ってくるから。
この間の散歩中に見付けた花畑に行って
くるだけだから。」
そう一言だけ言うと、「いってらっしゃい」も聞かずに、家を出た。
1:ねむ◆zlA94GGyEc [2019年2月13日 3:04:54] ID:8b566eb4
初投稿&小説初心者ですので、アドバイスなど頂けると嬉しいです。
次から始まります。