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【切爆】俺のヒーロー / 華鈴

【切爆】俺のヒーロー / 華鈴

(2019年5月12日 15:43:39) [ID: 5b4cafe6]
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10:華鈴 [2019年5月12日 18:22:12] ID:b1bbfd85

後書き

はい、出来ました。灰。
ハッピーエンド……私が作れるなんて奇跡ですね。
終わり方可笑しいのは気にしないでください(()

見てくれてありがとうございました!
9:華鈴 [2019年5月12日 18:20:12] ID:b1bbfd85
あ、そうだ。ききわすれてたことがある。

「そーいえば何で電車乗ってたんだ……?」

「あ、んっと、家帰ったらばくごーいなくてよ。探してたら駅で電車乗ってんの見て、
急いでその電車乗ったけど人多くて見失っちまったんだよな。
けど微かに声聞こえたから人並み掻き分けてきたんだぜ!」

とドヤ顔で言う彼。てめーは地獄耳か。よくあの中から見つけたな。

「…俺怖かった。てめぇが居なくなっちまうんじゃねーかって。」

「何言ってんだよ、怖かったのは俺もだぜ?だって電車乗り出すんだもん」

「探してもいなかったからしゃーねーだろ、」

夕陽が沈みかかっているとき、それをバックに俺らはキスをした。

「やっぱお前は俺のヒーローだ。」
8:華鈴 [2019年5月12日 18:06:49] ID:b1bbfd85
続けて彼が言う。

「いや…あの香水、おめぇがくれたやつだからよ……」

……あぁ、思い出した。俺が初めてあげた誕生日プレゼントだ。
大切にしてくれたんだ…

嬉しくて、嬉しくて涙がまた溢れる。

「…ありがと…………ごめん、」

頑張って言ってみる、いつもの感謝の気持ちと、さっきはごめんと言う謝罪の言葉を。

すると優しく彼が抱き締めてくれた。

「いーんだよ、俺はおめーがいれば。」

「…」

抱き締められながらにこりと笑う。
7:華鈴 [2019年5月12日 17:59:16] ID:b1bbfd85
「…?」

ぐいっと引き寄せられる。そして聞き覚えのある声、

「こいつ俺のなんで。可愛いのは分かりますが手は出さないで貰いたいです、」

「切島………」

助けてくれた、来てくれた、嬉しくて涙が溢れる。

ちょうどその時、アナウンスが流れ、ドアがあく音がする。

彼はお姫様だっこと言うのか…?俺を抱えて電車を降りる。

視線が集まり、恥ずかしくて顔を彼の肩に埋める。


人通りの少ないとこにいけば、彼が口を開く。

「勝手に出てってごめんな…!!」

え?と目を見開く。だって悪いのは100%、いや1000%俺なのだ。
6:華鈴 [2019年5月12日 17:49:39] ID:b1bbfd85
しばらく探したが、いない。
どうしよう?もし俺を嫌いになって捨てられたら?
どうしようしか浮かばない頭の中、ふと思いついた。隣町にいってんじゃねーか…?
そーだ、隣町。俺らの主な活動範囲は此処と隣町だからだ。

急いで電車にのる。夕方なのに車内は混んでいた。

彼の事をずっと考える。すると

「ひっ…」

いきなり後ろからズボンに手を入れられて尻を触られる。
痴漢と言うやつだろう。

「…っ」

後ろを振り返れば50代位のおじさんがいた。こいつは馬鹿か。なぜ俺なんだ。

「はっ……ぁ」

脚がガクガク震える。キモい。キモいと思うのに怖くて何も出来ない。快感の性でもあるのだろうが。

涙目で早く着かないかと願っていたその時。
5:華鈴 [2019年5月12日 16:30:38] ID:5b4cafe6
何であれで怒ったかは知らないが、多分彼の大切なものだったらしい。

あぁ、、やってしまった……と後悔しながらベッドに座る。

 *

しばらくたち、帰ってこない彼を探しに行こうと立ち上がり、部屋を出る。

スマホは壊してしまったので、彼に電話することもできない。
4:華鈴 [2019年5月12日 16:23:13] ID:5b4cafe6
「っ…そ、そんな言い方ねーだろ…!」

と言われれば、俺は近くにあった香水を投げ割る。
すると辺りに香水の香りとガラス、そして液体が飛び散る。

「っ…!!!!!何すんだよ!!」

はっと思い、彼を見れば彼は確実に怒ってた。

「もー知らねぇから…!」

と、怒って彼は家を出てしまった。

残された俺はただ立ち尽くすだけだった。
3:華鈴 [2019年5月12日 16:14:44] ID:5b4cafe6
恥ずかしくなり、彼のスマホを壁投げる。
すると勢い良く当たり、壁に穴があく。
勿論スマホはボロボロだ。
“ぁあああああああああ!!!なにやってんだよばくごー!”

急いでスマホに駆け寄る彼。

「もー…しかも壁どーすんだよ…」

と、呆れた様言われる。

しかし素直に謝れないのが俺だ。

「はっ、んなこたしらねぇわ。」

と言えば

「いや……知らねぇじゃなくてよ…」

と返ってくる。

それに寝起きなのもあるのだろうが、何故かそこで俺はキレた。

「っるっせぇんだよ黙れ!!!」
2:華鈴 [2019年5月12日 16:03:44] ID:5b4cafe6
喧嘩の始まりは今日の朝。

起きた俺はまだ寝ている彼を起こそうと体を揺さぶる。

「ん…おはよ、ばくご」

まだ眠たそうに目を擦りながら彼が起きる。

「おはよ、」

と返す。

「そーいやばくご、大丈夫か?」
「…何がだよ」
「いや…その………腹、」

彼は申し訳無さそうに聞く。

……?あ、あぁ思い出した。そういえば、俺が昨日激しくして………と…………

自分でも顔が赤くなっていくのがわかった。

「……っるせ大丈夫だわ!!」
1:華鈴 [2019年5月12日 15:51:29] ID:5b4cafe6
「チッ………ぁあああ”クソがぁ!!!」

と派手に机を爆破する。やべ、また怒られる。

俺がこんなになってる…いや、暴れている理由は彼奴と喧嘩したからだ。

「ハァ………」

もう何度目か忘れた溜め息をつく。

俺は喧嘩して怒りと言うものより、後悔…と言った方がいいだろうか。
そっちの感情の方が大きくて、怒りなどは忘れる位。

いつもはこんな喧嘩しないのに。

怒って出ていった彼を思うと“ごめん”の言葉しか出てこなかった。

また溜め息をつく。

何で俺はこうなんだろう。

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