コメント数: 4, 小説 ID: n261
[宝石箱]リフェの過去/よみ

[宝石箱]リフェの過去/よみ

(19/06/11 22:11:13) [ID: ad65417b]
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4:<よみ> [19/06/11 22:36:33] ID:ad65417b
起きた時には既に100年以上は経っていて、友達は居なかった。
首には赤黒い跡があり、頬には水色の雫が付いていた。
それを見ても、まだあの時のことが鮮明に思い出せないままだけど、私の友達のことは充分に覚えているよ。
3:<よみ> [19/06/11 22:33:50] ID:ad65417b
やっと戻ってきたんだと、来てくれたんだと安心した。
安心したのと同時に、笑顔で迎えなきゃと思った。
苦しいのにも関わらず、私は笑顔を浮かべた。満面の笑みで。私の目からは涙が溢れ落ちていて、絞めている手を濡らした。

苦しい。おかえり。やっとだ。痛い。嬉しい。安心。希望。どうして。
色々な感情が混ざってくる。
私はまだ笑顔を浮かべたまま、手を掴み必死にもがいた。
でも、限界が来たようで私は意識を
「どうして………?」
失った。失った瞬間、
「お前だけズルい」
という声が聞こえた気がした。
友達の声に似てる。そう思ったのが最後。
2:<よみ> [19/06/11 22:27:21] ID:ad65417b
でもいつの日か、その友達が急に姿を消した。
本当に、突然。
私は待った。ずっと待っていた。
その子が帰ってくるまで。
待っている間もちゃんと仕事はしていたよ。

「まだかなぁ…」
待ち続けている日に、
「……ッ!!ガハッ……」
私は何者かに首を絞められた。
とても強く、
まるで誰かを憎んでいるかのように。
まるで、この日を待ち望んでいたという様に。
絞められたのが後ろからだったから、姿は確認出来なかった。必死に声を出そうとしても出なかった。
もがいて、もがいて、やっと後ろを向けるようになったとき、ゆっくり振り向いた。
もうその時には意識が朦朧とし、はっきり姿は見えなかったが、いつしか懐かしい友達の顔が浮かんできた。
「××××………?」
1:<よみ> [19/06/11 22:19:21] ID:ad65417b
私には友達がいた。
普通の、仲良い友達。
でもその友達は私達宝石よりも人間っぽい見た目をしていた。
皆は少し避けていたが、それでも私はいつも遊んでいた。
いつも一緒だった。
だから、一番の友達だった。

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