コメント数: 12, 小説 ID: n292
【レイマリ】風邪.星夜

【レイマリ】風邪.星夜

(2019年8月5日 18:43:56) [ID: 6db0c734]
名前
コメント
12:さすらいのゲーマーさん [2023年8月21日 14:04:48] ID:df604591
22
11:佐藤のぶお [2019年8月6日 7:16:15] ID:baa7bae7
んんんんんん萌えました好きです
10:星夜 [2019年8月5日 19:39:40] ID:6db0c734
7書きたかっただけです(正直)
感想等ご自由に
9:星夜 [2019年8月5日 19:38:59] ID:6db0c734
「ダメだぞ霊夢…服汚ねぇし、風邪うつる…」
「あら、私を誰だと思って言ってるのよあんた。」
「………………。」
「魔理沙、早く治って。私ね、貴女が好きなの、貴女が死んだら私も死ぬし、貴女が苦しいと私も苦しい。」
「霊夢…」

涙が止まらない。吐き気も忘れ倦怠感も忘れ、ただ霊夢の温かさに浸っていた。

(早く治って、霊夢と…)

そう思うと早く風邪が治るような気がした

end
8:星夜 [2019年8月5日 19:33:10] ID:6db0c734
「なん、で?私、霊夢の無理してまで料理食べて…吐いて、…私…んぐ。」

霊夢は淡々と私の口と服を拭いている。その後床も掃除する、そして掃除しながら霊夢はぽつ、と話し始める。

「…もっと早く気付けなくてごめんね。」
「…え?」
「貴方が体調が凄く悪いってことに気付いていれば、魔理沙は桶の中に躊躇なく吐けた。それどころか私がお粥を作らなきゃ吐くこともなかったわ。無理させてごめんね。」
「なんで…?…私が悪いのに…霊夢はただ私に親切にしてくれただけなのに…なんで霊夢が悪くなるんだよ…」

溢れる涙を拭きながら言う。

「でも…なんで、なんで体調悪いのにお粥を全部食べたのよ…残してくれて良かったのに…」
「霊夢が好きだから…好きな人のお粥全部食べないとって…せっかく私のために作ってくれたのに…」

霊夢は優しい顔で話を聞く、一通り聞くと私のことを抱き締めてくる。
7:星夜 [2019年8月5日 19:20:42] ID:6db0c734
「う"…お"ぇぇ…ごほっ…う"ぇっ…ごほっ、がは…っ」

床にびしゃびしゃと音を立てながら吐いてしまう。
霊夢の方をちら、と見る。
まるで親のような顔をして私の背中をさする。
それで安心するも、嘔吐も涙も止まらなかった。

「んおぇ…っ、ごほ、う"ぇ…ごほ…っ、ぐえぇっ…!…はぁっ…はぁ…っ…」
「よしよし、魔理沙、苦しいね、よしよし。」
「うぅ…霊夢…ごめ…っ、う"っ」

思わず自分で制限する。もうこれ以上迷惑かけたくない…

「いいよ魔理沙、床は掃除してあげるから。吐いていいわよ。」
「はぁ…っ、うぇっ…んん…おぇ…っ…はぁ…おかゆ…せっかく作ってくれたのに…っ」
「うん、とりあえず口の周り拭きましょ、あ~、服にも付いちゃったみたいね…着替え持ってくるわ。」

霊夢は私にとことん優しくする。
6:星夜 [2019年8月5日 19:10:59] ID:6db0c734
一時間半かけ、ようやく食べ終わる。
私の体は…胃は、気管は限界を迎えそうになった。
荒く息をして自分を誤魔化す。イライラと気持ち悪さは胃だけでなく四肢以外の場所全てに伝わる、どうしよう、床に吐く。
私の異変に勘づいたのか、霊夢はゆっくり私の背中をさすりながら言う。

「平気?吐く?なんか桶とかもって来ようか?」

"吐く?"なんて聞かれたら余計吐き気が増す。

「う…はきそ…でも……」

涙が目に溜まり始める。嫌、嫌だ。霊夢の前で…いや…
でもこのままだと本当に無理。
一瞬の気の緩みが私の気管さえ緩ませた。
5:星夜 [2019年8月5日 19:04:52] ID:6db0c734
「……お昼食べてないでしょ?私がお粥かなんか作るから、寝てなさい、すごい顔色悪いし、変な汗も出てるし…」
「おぅ……」

正直食えない、食ったら吐く、そう確信してたが霊夢の出してくれた料理…お粥だが、それでも、それでも残したくなかった。
全部食べなきゃ、ゆっくりでもいい、全部食べなきゃ。そう思った

約10分後…出汁の良い匂いのするお粥が私の前に置かれた。
匂いだけでももう満腹だ、でも、食べないと…震える手でスプーンを掴み、お粥を掬う。一口…一口…とゆっくり口に運んでいく。

「おいしい?」
「お…おぅ…」
「ゆっくりでいいからね、魔理沙」
「ぅん…」
4:星夜 [2019年8月5日 18:59:11] ID:6db0c734
大体私の体内時計で約30分後。
誰かがドアをノックする。

「………誰だ、鍵は開いてるぞ。」

思わず無愛想な言い方になる、それでもノックの主はドアを開け家に入ってくる。

「れい、む…」

ノックの主は霊夢だった。

「チルノから聞いたわ、風邪ですって?馬鹿は風邪を引かないなんて聞くから飛んで来ちゃったわよ。ま、13:00回っても来ないから心配は1mmくらいしてたけど…」

相変わらず棘のある言い方である、それでも言葉の端々から感じる気遣いは素直に嬉しかった。
3:星夜 [2019年8月5日 18:54:59] ID:6db0c734
立ち上がろうとするものならもう吐きそうだ。
今日は大人しく寝よう…。

そう思いその場から動かなかった、すると窓の外に誰かが見える。

「魔理沙…?あれ大丈夫なのか?」

心配そうに見つめる妖精が一人、チルノだ。きっと自分のせいだと思っているのだろう。
そんな彼女に大丈夫だ、と言うように微笑みかけた、それでも心配なチルノは誰かを慌てて呼びにいく。
永林か月の兎でも呼びに行ってくれるのだろうか。

「はぁ…」

気持ち悪さと熱さとだるさでいっぱいいっぱいだった私は、寝ることさえ出来ずにそこでぐったりとしていた。
2:星夜 [2019年8月5日 18:49:14] ID:6db0c734
「うぅ…ん…」

朝、体が異常なくらい倦怠感を感じ、胃がイライラしている。
頬に触れるとひんやりとし、額に触れると熱い。

「風邪…か?…あぁ、昨日チルノと遊んだから冷えたのか…」

私の風邪は特殊で、まず倦怠感、次に吐き気…ときて熱が出る、咳や鼻水は少ない、しかし、楽なようで楽ではないのだ。
1:星夜 [2019年8月5日 18:46:12] ID:6db0c734
[注意]

・文章書くの久々だからやばい
・百合
・嘔吐表現
・感想等は終わったらendって書くのでそれまで待って…

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