コメント数: 3, 小説 ID: n304
それは些細な幸せな猫のお話

それは些細な幸せな猫のお話

(2019年8月18日 23:29:11) [ID: ddf78f0a]
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3:星夜 [2019年8月18日 23:41:25] ID:ddf78f0a
すると、凶はすぐ現れた。

「ね、ねぇあれ、霊夢。あれよあれ!あれは…魔理沙…かしら?」
「ええ、見た目はまんま魔理沙ね。」

アリスはそのダンボールの近くでしゃがむ。
そして触ろうとすると……

「触んないで!私は一人なの。」

と暴れるがそれも虚しく、二人に連れてかれ、育てられた
___________

「懐かしいわね、あれも」
「そうね。さ、早く魔理沙の家に言ってキノコパーティーよ!」
「まったく、食欲だけは人一倍ね…あ、魔理沙ー!」

「お!二人共ー!待ってたぜーっ!」

耳と尻尾を付けた少女は今日も元気に手を振った。

魅魔は"また"運命を変えられなかった

(れみりあすかーれっと、とか言うやつに頼もうかしら…。)
2:星夜 [2019年8月18日 23:35:12] ID:ddf78f0a
『霊夢とアリス以外の人、拾ってください  魅魔』

「…あれって霧雨店の…」
「…なんか縁を…」
「…えーっ?ってことは……」
「…魔法を使えて…」
「…つーか霊夢って博麗の…」
「…アリスはあの人形師の…」

その"一人"の猫を入れたダンボールは置かれた翌日から人だかりになった。

それを見た魅魔は、これではいけない、と人里離れたところに箱を移動する。
1:星夜 [2019年8月18日 23:32:10] ID:ddf78f0a
「あなたはもう充分に魔法を使える、一人前の猫よ」
「にゃ、にゃにゃ(魅魔様のお陰です。私とっても嬉しいわ)」

魅魔はさらさらとペンでダンボールに何か書く
その何かを書いたダンボールに入れられる

「にゃ、にゃ?(な、何を?)」
「あなたに一人立ちをしてもらうの…平気よ、独りじゃない、一人よ。」

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