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【不色異変】名月の夜にウサギ二匹.星夜

【不色異変】名月の夜にウサギ二匹.星夜

(2019年12月29日 23:13:15) [ID: 50ec5039]
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コメント
21:司会進行は佐藤 [2019年12月30日 12:43:39] ID:0a9ed3a6
元素とかいう言葉を使ってる時点で
充分頭がいいんだよなぁ( 白目 )
二人とも天使すぎてバク転かましました。
ありがとうございます!!
20:星夜 [2019年12月30日 12:32:43] ID:06192b77
あひぃ…文才も知能もない僕には…難しかった…!

ご指摘ありましたらなんなりと…!!
19:星夜 [2019年12月30日 12:31:51] ID:06192b77
霊夢は不思議な兎をこたつに入れてやっていた。

「鈴仙って言うのね、はぁ…またやかましそうなのが…」
「大丈夫!うさぎサンは静かにしまーす!」
「まぁ、意思疎通は簡単そう……っぐふぅ!?まっず!?辛い!?なにこのお茶!あんたから貰ったお茶が最高にまずい!」
「えーまずい?、お茶の苦味物質を唐辛子を美味しくしてくれてる物質に変換したら美味しいと思ったのに」
「……」
「あー、怒ってますかな?霊夢チャン…?」
「当たり前よね…?煎餅までまずいのだけど…?鈴仙、歯ァ食い縛りなさい…?」

愉快な会話を見付けた魔理沙は何気なく参戦した。
その後、二人は兎鍋にされかけるのだった…

おわり
18:星夜 [2019年12月30日 12:23:03] ID:06192b77
「…………」

魔理沙は昼頃目が覚めた。
「……ち…」

血の海はあるのに血の主はいなかった。自分に貧血という症状は無かった。
ふと、昨日の兎を思い出す。

「ふしぎ……だぜ……げんかく………なの、かなぁ……?…まぁ……いいや♪」
17:星夜 [2019年12月30日 12:20:36] ID:06192b77
「あ"~…いってぇ…どんだけ刺したんだよ…ギリギリ急所じゃないし…私が死んでないこと知ってたんだろ?」
「うん、君を苦しめながら殺し…いや、君と普通にお話したかったの、名前は知らなかったけど」
「チッ、遊ばれたのか、私は…はぁ…血が…」
「血は好きだよ?楽しいもの。」
「お前だけだろ…、ってか、鈴仙、名乗る時はフルネームのがいいぞ、私は霧雨魔理沙…覚えなくて良い」
「魔理沙…まぁ覚えるけど…もう夜が明けそう、月、消えちゃいそう」
「あ"…?何処行くんだよ…まだこっからだろうが…はっ…はぁ…あ……くそっ……」
「貧血で死なれても困るよ、」

魔理沙はぱたりとその場に倒れた。
鈴仙は空を見上げながらニコニコしていた。この世界は面白い。
神社の屋根で寝ちゃう三人。まるで二重人格な少女、何より狂った新参者を軽く受け止める世界。
全て初体験だった。
16:星夜 [2019年12月30日 12:10:17] ID:06192b77
「…zzz…」
「う~ん…むにゃむにゃ」
「すー……すー……」

月見酒をしていた三人はいつの間にか寝ていた。賭けを放置して。

正直この三人にはどちらが勝つなんて興味が無かったのかもしれない。ただ戦っている姿を見たかっただけなのかもしれない。

それとも誰かによって眠らされているのか……である。

だってその可能性は"この"幻想郷では有りうることでしょう?
さぁさぁ、こんなぐーたら娘三人を見てないで、ウサギさん達を見なさいな。
喧嘩の幕が閉じちゃうわよ?
15:星夜 [2019年12月30日 12:06:11] ID:06192b77
「…はぁ…次は神社の巫女かな?あいつの血の色…気になる、じゃあね、名も知らない魔女さん。」
「…………おい、待てよ…この程度で殺したとでも思ってんのか?」
「あれ?あれれれ?まぁ!まぁまぁ!生きてるの!?やっぱり予想通り!巫女やメイド…なんなら妖精や人形だって眼中に居たのに…一人だけで夜が明けそう!」
「…うっせーなぁ……うるせぇ動物は嫌いなんだ…大きいなら尚更。」

二人は同時に話した

「ねぇ、知ってる?」
「なぁ、知ってるか?」

「人間って美味しいんだよ?」
「兎って美味しいんだぜ?」
14:星夜 [2019年12月30日 12:00:45] ID:06192b77
「……ねぇ、あれは流石にやりすぎ」
「そう~かしら~♪ふふーん♪」
「霊夢は飲みすぎ……」
「まぁ、あの程度じゃ死なないどころかやり返すぜ?あいつ。」
「本当かなぁ…………」
「うちの世界の人間はしぶといわよ~♪私や咲夜も例外じゃないし」
「おまえはあれくらい刺されても死なないだろうな~、咲夜はどうだか。」

酒の量は減っていく。
13:星夜 [2019年12月30日 11:56:40] ID:06192b77
「はぁ…今日は良い日だと思ったけど厄日なのかな。面白いと思った人間がつまんないし。……確実に死んで詫びてね。」

鈴仙はにこり、と笑い直して能力で錬金(?)した刃物を刺した。能力を使えば木の棒だって銀になる。
どぷ、と出る血は鈴仙の快感を呼んだ。何度も、何度も刺した。魔理沙は何も言わなかった。
12:星夜 [2019年12月30日 11:50:47] ID:06192b77
「そうだねぇ…最期くらいは選ばせてあげる、やだ!うさぎサンったら優しい!」

興奮した様子で鈴仙は魔理沙の顔を覗き込む。目に光はなく、強ばった顔をしていた。

「知ってた?人間は酸化するんだって、でも試したことがないの…でも君を分解…
あ、分子とかの分解ね?…それをして何種類の物質があるか調べることも…あぁ…迷っちゃう。どっちがいい?」
「………」

魔理沙は何も答えなかった。いや、答える意識がなかった。

「残念。もう死んだ?それとも気絶?失神?何でもいいや。」

鈴仙は魔理沙の上に馬乗りになる。
11:星夜 [2019年12月30日 11:42:36] ID:06192b77
「はぁっ……はぁ"……う"っ!?」
「もう大ピンチなのに本気出さないの?はぁ…これはただの暴力で、まだ能力披露してないのになぁ…」
「がはっ……あ"……」

きゅっ、と首を絞める。人間というのは脆い、こんな強い力で絞められては1分も持たないだろう。
魔理沙の精神は妖怪並だが…あくまで体は人間なのだから。

「ひ……ぅ…っ」
「いいの!その顔……!これよ…これ!君は何があっても苦しそうな顔を見せずカマトトぶってた…。
薬が切れて痙攣した時も空っぽの表情をして…つまらなかった……でも…抵抗はしないんだ?」

59秒、鈴仙はパッと手を離す。

「あ"ー……ひゅ……はっ…」
「ふ、あはははは!酷い顔。所詮は人間ってとこかな?」
10:星夜 [2019年12月30日 11:34:10] ID:06192b77
その状況を見守る二人…いや、追加されて3人いた。

「おいおい、いいのか?ほうっておいて」
「別にあんな二匹のウサギの喧嘩なんていいわよ」

妖精と巫女は楽しそう屋根から見る。

「にしても見覚えないなぁ、あの青髪の方。あんなん居たっけ?」
「さぁね~、幻想入りしたんじゃな~い?」
「……霊夢、飲みすぎで脳が回ってないよ」
「そういう訳じゃないわよ~、戦いには首を突っ込まない方がいいってことよ~。」
「まぁ、そりゃそうか。じゃあどっちが勝つか賭けないか?」
「それもそ~ねぇ、私は魔理沙ね、あの子が唯のウサギに負けるなんて思わない」
「お、あたいは青髪の方だな、唯物に見えん」

月見酒は、まだ盛り上がっていく
9:星夜 [2019年12月30日 11:27:06] ID:06192b77
「さァ、君からでいいよ?幻覚という物がどうなっているのか…興味深い。
状況等で脳の誤作動を起こし、それを視覚に伝えることから起こるというけど、それを自由に起こすこと……っと、危ないなぁ、話してるのに…」
「おまえの…はな、しは…どう…でもいい…」
「まぁ私も正直本命はそこじゃないの…君自体に興味がある、君は人間でしょ?」
「それが………なに」
「動きが鈍いよ?あはっ、薬が切れちゃった?……んで、その人間離れした思考が気になるの…。
もしかして29種類の元素だけでなく、もっと他にもあるんじゃないかってね…」
「……っ、くぅ……」

はぁ、はぁ、と息を切らす魔理沙、それを愉快そうに見る鈴仙がいた。
8:星夜 [2019年12月29日 23:40:35] ID:50ec5039
続きは後日
7:星夜 [2019年12月29日 23:39:25] ID:50ec5039
「わたし…は…」
「君のことは知ってるよ。だから今ここに来たの」
「な…に……?」
「私の戦おうよ。本気の、殺し合いしない?」

魔理沙は少し考えた後、ゆっくり頷いた
6:星夜 [2019年12月29日 23:36:43] ID:50ec5039
「ぐぅっ…!?」

正面から思いきり腹を殴られる魔理沙、苦痛に顔を歪ませつつも顔を上げ相手を確認した。

「ごほっ…あ"~……だれだ………」
「あぁ…その顔…!人間のその顔…うさぎサンはとっても嬉しいよ…!」
「…なの…れ……って…いってん…だよ…」

ニコニコとするウサギはこう答えた

「あぁ、ごめんね?幼い可哀想なウサギちゃん?私はれーせん、よろしくねっ!」
5:星夜 [2019年12月29日 23:32:17] ID:50ec5039
一方

「……っ!?」

魔理沙の頬に傷がつく。
「だ…れ……?」

息の音は聞こえる。
何かいる。
そう魔理沙は分かっていた

「…でてきた…ほうが……いいぞ。…いまなら…おこらない」

そう言うとはーい、と明るい返事が聞こえる。そして…
4:星夜 [2019年12月29日 23:29:47] ID:50ec5039
「話題を変えられたくないなら、一つ質問いい……?」
「ええどうぞ」
「どうして魔理沙に拘るの…?」
「………」

流石の霊夢も黙ってしまう。
そうか、これが私の過去を知らない者から見た私なのだと、霊夢は痛感している

そんな思考に入りながらも表情を崩さす霊夢はこう答えた

「そうね…どれだけ殺しても、どれだけ集めても…魔理沙が作れないからよ。」
「……?」

隠喩のつもりが直接的になったかしら、と霊夢はきょとんとするフランを撫でた。
さぁ、夜はまだ始まったばかりなのだ。
3:星夜 [2019年12月29日 23:25:06] ID:50ec5039
「ずっとそこにいんのは分かってるわよ……別に隣来て一緒に飲んでもいいのよ。」

そう霊夢が言うとひょこりとフランドールが出てくる。

「飲みはしない…月を見に来た。」
「わざわざこんな神社の屋根に?……もったいないわね、うちが長年漬けたお酒よ?こんなに月が綺麗なのよ。うぅ~…月見酒…最高…」
「月……綺麗だと、嫌な予感がする…」
「あん?私は暴れないわよ?」
「君も怖い…けど、月で活性化する妖怪は少なくない…」
「まぁそうね、あのウサギも例外じゃない、人間だけど」
「………ここは幻想郷が一望できて良い。」
「…そうね…何故話題を変えたの?」
2:星夜 [2019年12月29日 23:18:05] ID:50ec5039
……名月なんて過ぎてるのに綺麗な月が暗い道を照らす

「おばけ…なーんて、なーい…さー……♪」

そう歌いながら歩くのは薬に溺れた可哀想なウサギ。
実際にはウサギじゃないのだが、思考は野生の動物と同じくらいなのだから問題はない。

霊夢はそんな独り言を脳で呟いてはお酒を飲んでいた。
こんなに月が綺麗なのだからひと暴れしたいものだが……まぁ生きるためには信頼が必要なのだ。
1:星夜 [2019年12月29日 23:14:01] ID:50ec5039
あひぃ…うどんちゃんかわいいので過去話待たずに小説書いちゃう((

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