青山くんと、七人の引きこもり(第二巻)

無事に家に着き、中に入ると、楽園かのように暖かい。…涙が出そう。

歌)おかえり～♪買ってきてくれた?
青)あ”っ…あぁっ…は、はいっ…

サンドイッチが入った袋を歌川に渡した。すると、歌川は首をかしげた。

歌)二人とも大丈夫?
松)だっ…だいじょばねぇわ。
青)マジそれ…
小)とにかくお疲れ!!

二人で急いでこたつに入った。
すると、心澤と白太と山田は俺らを蹴ってきた。

白)寒い。冷たい。
心)冷たいので…別の所に…移動を…
山)冷たいねん!!どっか行けや!!
松)寒いから出たくないんだけど～!!
青)てか時間がたてば暖かくなるだろ!?

こたつごときで喧嘩になり。それが結構続くのであった。

そして、コンビニに着いて、中に入った。
すると、外より更に寒かった。
店員さんたちは俺たちが入ると「いらっしゃいませ」と言ってたが、それを無視して寒いことだけを考えていた。

青)何コレ…クソ寒い…。
松)やべぇ…死にそうだわ…。

そして、手を震わせながらサンドイッチをカゴに沢山入れ、ついでにホッカイロも入れ、店員さんの所に向かった。
そしてお会計を済ませて、また寒い外をしばらく歩いた。

青)さっみぃ…。マジで寒ぃわ。
松)青山。
青)ん…?
松)何か暖かい物ない?
青)ドラ●もんじゃねぇよ…あ、ホッカイロ買ったんだった。
松)さすが青山く～ん♪気がきくねぇ～♪

袋に入っていた沢山のサンドイッチを漁った。しかし、ホッカイロが見つからなかった。

青)あれ……ない。
松)…は?
青)ゴメン。無かったわ。
松)氏ね。

朝飯を食い終わると、松下は俺の肩で右手をトンっと置いた。振り向くと、松下の左手には財布があった。

松)終わったなら行くぞ。あ、昼飯の金は俺が払うから。
青)おぉ。サンキュー……って、オイ待て。

気付くと松下は自分の財布ではなく、俺の財布を持っていた。
すると、松下は頭を抱えてニヤっと笑った。

松)あーっら。バレちゃったよ～でもさ、俺払いたくないんだよねー。欲しいのとかあるs(((
青)オイお前最低だな。…俺も払うからお前も払えよ。それなら文句ねぇだろ?
松)んー。まぁ…良っか。そんじゃあ行こうぜ。

二人で部屋着から私服に着替え、靴をはき、ドアを開けて外に出る。
すると、冷たい風が吹いていてとても寒い。

青)う”わっ寒っ!!
松)さっみぃ～…あ”ぁ嫌だなぁ～家でこたつの中で暖まりたいよぉ～。
青)そんなこと言わねぇで早くコンビニに行くぞっ。
松)うわ”ぁぁぁ離せぇぇぇええ!!

松下の服を掴み、強く引いてコンビニに向かう。
とても寒くて耳が冷たくなり感覚がなくなってくる。息をすると白い煙が口から出てくる。
二人で寒い外を歩き、コンビニに向かった。

【前回の続き】
　結局時間が長くなり、決まらない。すると、一人の男が立ち上がった。

松)よし…ここはじゃんけんな。今回は二人にする!!

またアホなことを言い出した松下。まぁ、じゃんけんの方が早いし…良いか。

松)そんじゃあいくぞ…。最初はぐーじゃんけんポンｯｯｯ!!



そして、負けたのが俺と松下。てか自分で言って自分で負けるとかダっサいなぁ…。
すると、また松下はアホなことを言った。

松)今のは練習だ!!もう一回(((
青)お前は小学校か。
歌)まぁしょうがないよ～まっちゃん。あっ、僕サンドイッチで良いよ～♪
松)はぁ…もう面倒だから全員サンドイッチなー。
全)はーい。

そして、朝飯がテーブルの上に現れた。そして、配られた箸をもって食べた。

松)ん。青山、飯食い終わったらコンビニ行くぞ。
青)おう。