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ヴィータとメギド【くろむ】

ヴィータとメギド【くろむ】

(2021年10月18日 0:01:14) [ID: ce6c3aa5]
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17:ありがとう [2021年11月29日 23:13:33] ID:0b137396
「これでまた一つ、年を取っちまったって事だが...」
まあ、いくら元がメギドだからと言ってヴィータが年を取らない訳ではねぇ。例外はあるが、俺はただのヴィータだ。ちゃんと年も取るしちゃんと死ぬ。
「ブネ、今日って確かブネが転生した日だったよな?」
「そうたが...何かあったのか?ソロモン」
....転生、と言うより、追放、と言った方がしっくり来るが、それと同時に忌々しくもなる。
ソロモンも好意で話を持ちかけたんだろう。それぐらいは受け止めてやらなきゃな。
「それで...ブネの事なんだけど...」
「なんだ?おめでとう、か?」
「いや、そうじゃなくて、
.......ブネが俺たちに力を貸してくれるのって頼りになるし、ブネは皆の中でも最初からずっと引っ張ってきたからさ、
だから、おめでとうより、
.......ありがとうって、言いたいんだ。ダメかな?」
「.........
はは!お前、そんな照れくさい事言えたんだな、
まあでも、嬉しいぜ、こちらこそありがとよ、ソロモン」
16:確かに動く不確か [2021年11月22日 1:22:33] ID:a09b9564
緩急が付くものでも、それは動いているんだとちゃんと勉強した。
握った手、それは冬にあてられて少し冷たくて、でも確かに生きている物の手だった。俺は僅かな願望を抱き、直ぐにそれを追い払う。
人がどんな構造をしているか、全て勉強したはずだが、やはり自分の手で裂いてみないとわからない。
犬も猫も鼠も、はたまた常人では手に入らない幻獣まで解剖したはずなのにまだ物足りない。
すぐに手に入り身近にあるもののはずなのに、俺はまだそれを自分の手で解剖したことがないという。
それは多分、俺にもヴィータの心理にある「罪の意識」があるという事。だと思う。
15:ねるねるねるね [2021年11月13日 23:08:38] ID:628c1682
「グレス」「今度はどんな虫だ」
「虫じゃないよ、はい、これ
ねるねるねるね」
「ねるねるねるね......??????????」
「そうだよ、ヴァイガルドではこんなのも売ってるんだね」
「これは虫なのか?」
「虫じゃないよ、重曹とクエン酸で膨らむお菓子さ」
「そういう事か、虫じゃないなら早速やるか」
「乗り気だね」
「虫じゃないならな」
「作るぞ、うわ...1ばんの粉の色が殺意高めなんだが」
「随分と毒々しい色だね」
「これに水入れればいいんだろ?」
「俺が入れてあげるよ、混ぜて」
「わかった........
うわ.....食い物に見えない」
「次は2ばんの粉らしいよ」
「こっちは食い物としての色を保ってるな」
「入れるよ、混ぜて」
「よかった、色が変わった、あのままだったら食い物として認識できなかった」
「そうだね」「じゃあ食うか」
「乗り気だね」「虫じゃないから」
14:やりすぎたね [2021年11月12日 0:30:01] ID:6032e00f
「慣れてきたか?」
「うん、前よりは」
一週間だけが経った。俺が、色々無くしてから。
「偽物の手は?」
「結構使えるようになってきたよ、
この調子だったらまた解剖ができるかもね」
グレスに介護、というまではいかないが、アジトに大人がいない時はグレスに身を任せている。
「........
............」
「グレス?」
「.......あ、
....あぁ..........
......そうだな」
そのグレスの声は小さく震えていて、今にも眼鏡が濡れていそうな声だった。
13:  [2021年11月10日 23:24:08] ID:d0e7bf5e
「グレス」
「...」
「見て」
「...」
「ただのエビだよ」
「エビだな」
「エビの尻尾とゴキブリの羽は同じ成分だよ」
「...キチン質だろ」
「流石に子供騙しには引っ掛からないか」
「オレが子供だと思ってたのか???」
12:やりすぎには注意を [2021年11月10日 23:20:22] ID:d0e7bf5e
「.....はは、やってしまったよ、
両腕と、それと目、後は足も少し感覚が鈍ったし、それと耳も遠いね」
...体の色々な所が駄目になってしまった。
理由は幻獣か、はたまた実験か、それとも両方か...
「...かなり酷いぞ、腕がなきゃ解剖もできないだろ、こりゃどうするか...」
俺の魂がメギドでも、それを入れる器はヴィータな訳で、腕はまた生えてこない。
近くにいるはずのグレスの声が、遠くに聞こえている。
「腕や目はもう駄目だろうね、俺の四肢の半分が偽物になるのか、後は、
グレスより目が悪くなってしまったね」
治りそうな箇所はユフィールかバティン...あるいは自分でどうにか治療ができればいいんだが...そこはソロモンが手を回してくれるだろう。
「こんな姿で、冗談はよしてくれよ」
「はは、それはキミもだろう、
俺は足の指を使ってでも解剖はしたいな」
俺自体はすごく変わってしまったが、会話の内容はいつもと変わらない様だった。ふと思うと、「なあ、エミー」と、グレスが何かを話したがった。
「どうしたんだい?」
「やっぱり..........
............いや、何でもない、忘れてくれ」
「そうか、じゃあ潔く忘れてあげるよ」
俺はグレスが何を思ったかもう、予測していたのだが。
11:生きる思いと、これからのこと [2021年11月9日 17:50:38] ID:bb5f10cc
忘れられなかった あの時の事を
あの日笑いあったこと、あの日、笑い合えたこと、そんなどこにでもあるくだらない話で
もう二度と訪れることはない明るく暖かな一時の記憶に恋い焦がれ、
「パイモン」
ふと思い出に生きる男女二人の声がした
誰もいなくなった、木製で出来た古びた家にその居ない声の主を探すかのように立ち上がった
赤い月が怪しく輝き、まるで『ここで世界を終わらせる』と言っているように
そんな月も一人の、たった一人の少年という光が砕き、世界が終わらないことに人類は喜び、遠い故郷では再び栄え始めた
そしていつか
「俺はパイモン」 「こんな楽しい世界壊させちゃしねぇよ」
お前たちの忘れ形見は今立派に育ってるぜ だから、このヴァイガルドを救ってみせるから
ちゃんと活躍をみてやってくれよな
マーグラ…あとダムロックもな
「おい!俺をオマケみたいにするんじゃねぇよ!」 「だってそれはあなたがだらしなきからでしょう?」
いつか聴こえたあの声が、ふと聞こえた気がした
(ふ…、はは、そうだなマーグラ、もっとダムロックにはしっかりしてほしいもんだ)
自分の中で生きる二人にそう答えた
「…?どうしたんだパイモン?なんか言ったか?」
「いいや、ソロモンなんでもない、ただのひとりごとさ」
10:昆虫グミ図鑑 [2021年11月5日 19:44:27] ID:f055064d
「見て、これを買ってきた
知育菓子だよ」
「オレが子供だと言いてえのか??????????????」
「違う違う、本来の目的があってね、
パッケージを見てごらん」
「虫じゃん.............嫌だ......」
「偽物かつ食べ物ならグレスも大丈夫だろう」
「大丈夫じゃないんですが」
「俺と一緒に作ろう」
「話を聞け」
「.....粉に水入れれば本当にできるのか?グチャグチャのヘドロみたいになって虫形態よりもキモかったらトラウマになりそう...........」
「大丈夫なんじゃないかな」
「ならやぞ..........オレはやるぞオレはできる
...うわ........気持ち悪い......」
「意外と本物みたいで気持ち悪い」
「もう帰りたくなってきた」
「ここはグレスの部屋だよ」
「そうだけど!!!!!!!!!そういう事じゃないオレはどこで道を間違えたんだ」
「できたよ」
「早くね?」
「グレスが話してる間にやってしまった」
「そうか....」
「はい、あ~ん」
「自分で食うから」
9:  [2021年11月5日 19:37:25] ID:f055064d
「コオロギって、おいしいらしいよ」
「そうか.....」
「....グレス
あ~ん」
「この流れで食わすものって絶対コオロギだよな!?!??!????!??!そうだろ!?!??!????!??!食わないから食わないかわ!!!!!この鬼!!!!!悪魔!!!!!!」
8:  [2021年11月5日 19:34:23] ID:f055064d
「グレス、見て」
「なんだ?」
「これ何だと思う?」
「もうわかってるから見せないでくれ」
「答えは?????????????」
「そう」
「クワガタ」
「残念!カブトムシでした」
「それカブトムシじゃなくないか???????」
7:  [2021年11月4日 22:03:24] ID:c17d4285
「キミの眼鏡と俺のカルカッサモノコロを交換してみよう」
「なんて?」
「キミの眼鏡と俺のカルカッサモノコロを交換してみよう」
「オレの眼鏡と何を?」
「カルカッサモノコロ」
「なんて????????????????」
「カルカッサモノコロ」
「カルカッサモノコロ??????」
「俺が目につけてるあれだよ、今はしてないけど」
「あの紫色か」
「そう」
「今してないならどうやって交換するんだ?」
「....」
6:  [2021年11月1日 22:17:01] ID:44f248ed
「グレス」
「今度は何だ?」
「てんとうむし」
「てんとうむしか、
やっぱ近寄らないでくれ」
「てんとうむしでも無理?」
「いや........いける気がするけど...
いけないような....でもいける気がする......」
「じゃあ口開けて」
「食べる意味でのいけるじゃねぇよ」
5:  [2021年11月1日 21:49:52] ID:44f248ed
「グレス、
俺が実験用に育てたコオロギ」
「いらない」
「でもよく育ったよ」
「いらない」
「怖くないよ、多分」
「いらない」
「......
食べるかい?」
「絶対に嫌だ!!!」
「グレス、
実はそのコオロギを逃がしちゃったんだ、
グレスの部屋に」
「...マジか?」
「本当だよ」
「地獄か...?」
「ごめん、嘘だよ、
キミの服に付いてたからこっそり取ってしまった」
「知りたくなかった」
4:ずっといた人は [2021年10月25日 22:07:02] ID:32c9e36c
......
................
「...不思議だね、
キミより傷を付けて、キミより危ない事をした俺が長く生きるなんて。
いつでも健康に、傷なんか一つもなかったキミが先になんてね。」
....
そういえば、あんな話をしたっけ。
「オレより先にいなくなったら寂しくなってしまうから、オレより先にいなくならないでくれ...」
「つまり、キミを殺してから○ねばいいのかな?」
「違う......それは違う....」
「まあ、グレスが死んだら解剖するかな、死体が綺麗だったらだけどね」
「オレが死んだらいいけど...
夜寝てる間に襲われて解剖されたら嫌だな...」
「...ははは!さすがの俺でもそんな事はしないよ」
「なあ、もしオレが粉々になったらエミーはどうするんだ?」
......
どんな回答をしたかな...
確か...
「その時は、キミがフォトンになってまた戻って来ればいい。」
って、言ってたような気がする。
少しずつ、俺のかけている眼鏡が曇った。
やっぱり俺には少し度が強いようだな。
3:体温で眠りたかっただけ [2021年10月21日 22:27:33] ID:713e919a
「ん~......」
「グレス、そろそろ離してくれないか?」
「後ちょっとだけだから...妥協してくれ...」
「う~ん...困ったな...俺はあと何回妥協しないといけないんだい?」
「オレを解剖するまで.....」
「キミが寝たら本当に解剖してしまうよ?」
「それでも...エミーって暖かいんだな...ヴィータの体温が心地いいから...」
「キミもヴィータだろう...」
「ん....そうだな.............
..............」
「...グレス?グレス......
本当に寝てしまったな..........仕方ない。
布団まで運んだら、俺もおやすみだな....」
理性を保つ為にも。
2:胸が... [2021年10月18日 0:09:42] ID:ce6c3aa5
「どうだい?」
「感想か....」
「うん」
「暖かい」
「うん」
「柔らかい」
「うん」
「いい匂いがする」
「...そうかそうか!
喜んでもらったなら何よりだよ」
「待っ、急に頭掴むな........」
1:  [2021年10月18日 0:02:36] ID:ce6c3aa5
その名の通り、ヴィータ×メギドの文章を書き置きする場所です
とにかく危ないです、ご了承を

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